明けましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い致します。
昨年は事務所を建替えるにあたり仮事務所に移転し、お客様にはご不便をお掛けいたしました。
外構工事は完成しておりませんが、昨年末に新事務所がほぼ完成し、引越しを致しました。
お住まいのご相談の際には、ぜひともお越しください。
- 新事務所
- 会議室
- 打合せコーナー
今年もあとわずか、そして弊社小林ビルも、佳境を迎えております。
年内の完成を目指し、現在様々な工種の職人さんが入っています。
内部はクロス、家具、キッチン、電気、外部は塗装、タイル、鉄骨屋さんと入っています。まさにクライマックスです。
内部はクロスを貼りながら、キッチンの組み立て、電気はエアコン取り付け、1階事務所用の本棚・下足入れなどの家具の取り付け、外部は塗装後にタイル、そして鉄骨階段が取り付けられています。
鉄骨階段の柱や段板などは、工場で加工して、現場の作業場所が狭いために、クレーンで吊っていれました。1階から屋上まで達する柱が、クレーンで吊りあがっていき、現場にいる作業員さんの指示通り、運転手さんが設置場所まで下げます。そして溶接加工していきます。昨日は、冷たい雨が降る中での作業でしたので、さらに頭が下がります。
2階、3階のキッチンは収納が充実した、サンウェーブのリシェルという商品です。日本テレビの「家政婦のミタ」というドラマでも使われているようです。
弊社の木造3階建の新築の設計標準では、梁上に構造用合板24mm+石膏ボード12.5mm+9mmの合板の上に仕上げ材を用いるのが一般的です。厚い構造用合板+石膏ボードが、固い床(剛床)としての役割を果たしているので、構造的に問題なく、もちろん床鳴り等ありません。
今回は、構造用合板24mm+石膏ボード12.5mmの上に、フリーフロアという置床の施工方法をとってみました。
設備配管等を置床の下にいれて、構造部材とはからませない手法です。
また、上階からの音の伝達(振動)も、標準設計より更に防ぎます。
外壁は35mmの木造用のALCを使用しています。先日記述しましたが、断熱性に優れているので、弊社の標準品として使用しています。今回は全体に細かいボーダー模様もデザインパネルを使います。
その後は、断熱材や石膏ボードや給水配管・電気配線をしました。断熱材は10cmのグラスウールが壁・各階天井に、3階天井にはスタイロフォームというものをいれています。断熱材には、種類・密度がいろいろありますが、弊社の標準ではマットエース10の10cmを壁・天井に使用しますが、お客様には好評を得ています。また、準防火地域内に建てる3階建の共同住宅ということで、1時間準耐火といって、加熱時間1時間は損傷しない建物の基準にしなければいけません。なので、壁の12.5mmの石膏ボードを2枚貼ったりしています。
外部は、防水紙を全面にはり、通気胴縁というALCと防水紙との空気層をもうけ、空気の通り道を作りました。
まずは南水元木造2階建から。
JIOによる中間検査終了後から、内部の壁の造作、ユニットバスの設置、断熱材の敷きこみ、そして石膏ボードを施工と、家の間取りがわかる状態までになっています。お施主様との打ち合わせが密な時期です。
プラン段階も打ち合わせを重ねますが、内部の建具の大きさ、ユニットバスの仕様、外部デザインなど決めていきます。
弊社では、プラン打ち合わせ段階で、パースと立面図でお客様に、建物の形をご説明致します。弊社の外部建材として、ALCの35mmを標準品として使用しています。サイディングとALCはよく比較され、どちらにもメリット・デメリットがあります(比較サイトがあります)。弊社では、ALCのメリットの耐火性、サイディングに較べ厚く断熱材と一緒に用いた時の快適な断熱性(真夏と冬には、特に違いがよくわかります)をお客様からご好評を得ておりますので、使用しています。
そのALCはひらパネルという、全くデザイン加工されてないものと、デザイン加工されたデザインパネルがあります。
それらを組合せ、ALCに塗装し、外観が出来ていきます。
今回は、道路面の窓周り、玄関へのアプローチの際目立つ窓周り、土手側から見える真裏にもデザインパネルを施しています。
耐力壁は、確認申請時に、風圧力・地震力に耐えうるように、またバランスよく配置・計算します。弊社では、最低でも建築基準法のクリア値の1.25倍以上の耐力壁をいれています。
また、いくら柱・梁・耐力壁をいれても、金物を適切にいれなければ意味がありません。
柱と土台、柱と梁を緊結し、地震や台風などで柱が引き抜かれるのを防ぎます。
弊社では、まずN値計算といって耐力壁から柱の引き抜き力を算定する方法で、必要なホールダウン金物の強度を出します。
建物の隅は、引き抜き力が大きく生じるので、2つ取り付けたり、サッシの両脇の柱にも引き抜きが生じます。
ホールダウン金物は、15kN、20kN、25kN、30kN(キロニュートン)の大きさで、ビス留めの本数が違ったりします。10kN用はコーナー用といって、小さいけど欠損が少なくすむものを使用しています。金物も、各メーカー年毎に新商品をだしています。
小金建工新社屋もこれから、金物取り付け中です。新しいお住まいをご検討されているお客様、現場でご説明いたしますので、お気軽にご連絡いただければと思います!