弊社小林ビルは現在建物がない更地の状態ですが、地盤調査と地盤改良を行いました。
地盤調査は、地盤の構成や硬さなど調査する内容で、標準貫入試験や載荷試験などと試験方法が異なりますが、木造3階建てという建物規模と大きさから、スウェーデン式サウンディング試験(略してSWS試験)という方法で行われました。
SWS試験は、先端がキリ状になっているスクリューポイントを取り付けたロットに段階的に荷重をかけて地面にねじ込み、25センチねじ込むのに何回転させたかを測定します。
土の硬軟または締まり具合、或いは土層の構成を判定します。
6点測定し、不同沈下(地盤が建物の重さを支えきれず、建物が不揃いに傾く)が起こる可能性があるので、地盤改良が必要との結果が出ました。
今回は柱状改良といって、プラントで攪拌してセメントミルクを作り、それをポンプで圧送し、ロッドの先から出し、地中で土と泥状になるまで混合攪拌して杭を作ります。直径が60cmの改良杭が80本!もあります。今回は木造3階建の共同住宅で荷重が大きくなり、水元エリアの木造2階建の建坪30坪程の柱状改良をする家の倍ほどになりました。
現在は養生期間中です。
今回は、木造で軒高が9mを超える適合性判定が必要な建物で、通常の確認申請+指定機関による構造計算のチェックがあるので、確認申請が下りるのに時間がかかり、8月に基礎着工となりそうです。