K様 賃貸住宅


現在、千葉の松戸で2世帯のアパートを建設中です。
玄関を入りDKとトイレと浴室があり、階段をあがるとロフトのある洋室というプランで、2世帯が
左右対称に並んでいます。

確認申請では、建物用途を「長屋」としています。「長屋」とは、各住戸と住戸の間の界壁以外共有
する部分がなく、各住戸に外部から直接出入り出来るものです。マンションなどの「共同住宅」は2
戸以上の住戸が階段、廊下、ホール、エレベーター等を共有しており、建築基準法は特殊建築物で、
敷地内通路や消防設備など数多くの規制があります。

長屋や共同住宅の界壁は建築基準法第30条によって、小屋裏または天井裏に達するもののほか、構造
を遮音性能に関して政令で定められる基準に適合し、大臣が定めた構造方法にしなければいけません。

ということで、界壁には高性能のグラスウールを入れ両面に、遮音シートを貼ります。さらに両面に
12.5㎜の石膏ボードを2枚貼ります。その構造が小屋裏まで達します。界壁は15cm以上になり、遮音
性に期待がもてます。